パリ旅行は「年齢」より「経験値」で決まる
パリでの食事や移動に戸惑った理由を考えてみると、
語学力や年齢以前に、日本でどんな生活をしてきたかが大きいのだと感じました。
たとえば、日常的に外食の選択肢が多い環境にいるかどうか。
あるいは、電車や地下鉄を使い慣れているかどうか。
そうした日々の積み重ねが、そのまま旅先での「慣れ」につながっているように思います。
日本にいても、特別なレストランに行く機会が少なかったり、
移動はほとんど車という生活をしている人は少なくありません。
そうした環境からいきなりパリに行くと、
食事も移動も、想像以上に気を使う場面が多くなるのではないでしょうか。
だからこそ、パリ旅行は年齢の問題というよりも、
これまでの経験の積み重ねが問われる旅なのだと感じました。
もし可能なら、体力や時間に余裕があるうちに一度経験しておくと、
その後の旅の見え方が変わるかもしれません。
パリは「気軽なバカンス」より「考える旅」
たしかに、パリの街並みは美しく、食事も美味しかったです。
ただ、パリは気軽にフラッとバカンス気分で行ける国かというと、
正直そうではないな、という印象を持ちました。
行きたい場所をある程度しぼっておかないと、
街を歩いていても似たような景色が続き、
「行ったつもり」になってしまうこともあります。
あとで振り返って、
「あそこ、近くまで行ってたのに行き忘れてた」と気づくこともありました。
狭いエリアに見どころがぎゅっと詰まっている分、
とにかく歩く距離が長くなります。
私たちは毎日2万歩近く歩いていました。
美術館など、はっきりと目的がある場所については、
やはり行く価値があると思います。
ただし、日程には余裕を持ったほうが、確実に楽しめます。
駆け足の旅行は、いろいろな意味でもったいないと感じました。
それでも、若いうちにパリを経験する意味
私たちは閑散期の1月に訪れましたが、
それでもどこも混雑していて、
繁忙期だったらどれほどの人出になるのだろうと思うほどでした。
美術館や凱旋門など、予約必須と言われる場所はいくつか訪れましたが、
今回は事前予約なしで、当日枠を利用して回りました。
事前予約をすると時間に縛られてしまうため、
見られなければその日は諦める、という判断を優先しました。
事前予約なしだからといって、中が空いているわけではなく、
混雑具合は通常期と大きく変わらない印象です。
人が映らないように写真を撮ろうと思うと、
それなりに待つ必要はありましたが、
みんな同じことを考えているので、順番は自然と回ってきます。
今回の旅行で何より重視したのは「天気」でした。
せっかくの景色を楽しみたかったので、移動はバス重視。
景色を眺めながら移動できるのは、本当に贅沢な時間でした。
パリの人たちは、観光客慣れしていて、基本的に親切でした。
ただし、初めての海外旅行先としては、
やはりハードルの高い地域だとも感じます。
海外旅行の経験がそれなりにあったからこそ、
惰性でこなせた部分も多く、
もしこれが初めての海外旅行だったら、
正直、半べそをかいていたと思います。
だからこそ、旅行は若いうちに経験しておく価値があり、
フランスは、若いうちに訪れることで、
その後の人生の見聞を広げてくれる国なのではないかと思いました。
これまでハワイばかり訪れていましたが、
今回のパリ旅行は、また違った意味で、
自分の視野を広げてくれた旅でした。

