大人の休日倶楽部パス、「ずるい」と言われる理由を実体験で語ります 🚅
はじめに – なぜ「ずるい」と言われるのか
大人の休日倶楽部パス。この言葉を聞いただけで、旅好きの方なら「あー、あの超お得なやつね」とピンとくるのではないでしょうか。
そう、なんといってもこのお得度ですよね。JR東日本管内5日間新幹線乗り降り自由で18,800円(えきねっと購入の場合)。この価格設定、正直「ずるい」と言われても仕方がないかもしれません 😅
楽しみ方は人それぞれ。宿泊しながらのんびり旅してもいいし、仕事の都合で日帰りしか選択できない人もいるでしょう。私の場合、2024年特別設定スペシャル版として発売されたとき、利用期間が1ヶ月と長かったので、期間内に2度参戦してまいりました。
今回のスケジュールではあんまり写真を撮影してこなかったので、行程だけでも簡単に紹介をしたいと思います。前回は、長野、盛岡、青森、秋田、伊豆下田と巡りましたが、今回はまた違った楽しみ方をしてみました。
今回の旅程概要 – 2024年11月11日~12月10日の期間内で5日間
1日目:東京→秋田 (宿泊)🍶

列車名: こまち21号(秋田新幹線)
区間: 東京(11時20分)→秋田(15時04分) 指定席
また秋田です。秋田、本当にお気に入りなんです。新幹線沿線の風景を楽しみながら秋田到着。秋田犬の大きなオブジェがお出迎えしてくれるあの瞬間、いつ見てもほっこりします。

今日から秋田に2泊です。目的は、夜しか営業していない飲食店で行きたいところが何か所かあるから。実は、前回のパス利用後たまたまYouTubeで秋田の食べ歩きを見てしまい・・・期間内だし、もう一回パス使って行ってしまうか!ということで急遽参戦なのです。私たち夫婦は小食なので、1日で何か所もはしごするのが難しいんです。なので、せっかくだから2泊して楽しむことにしました。
まずは、ホテルにチェックイン。この日はあいにくの雪。時間帯によっては吹雪です。さすが秋田、この季節感がたまりません!
夜は念願の永楽食堂で舌鼓。地元の方に愛され続けているお店の味は、やっぱり格別でした。

2日目:秋田満喫の日 (宿泊)❄️
今日も雪、とにかく風が強くて寒い。でも、これが秋田の冬の醍醐味ですよね。



今日は、とっくりの木とたちそばを堪能。どちらも地元で人気のお店、とはいえ夜からの営業スタイルですから観光客にはなかなかハードルが高いですよね。秋田の人の温かさに触れながら、心も体も温まる一日でした。
とっくりの木 お店のインスタグラムで定休日のご確認を!基本おひとりで営業されているので電話で予約をしてください。お料理の写真撮ってないのが残念ですが、本当に美味しかったです。
そば処たちそば NHKの72Hでも紹介された朝まで営業のお店。食事する方、ちょい飲みする方、様々です。開店時間が結構変動するらしいのでお泊りじゃないと来店は難しいかもしれません。
秋田駅前からこちら川反エリアは少し離れているので、夜活動しやすいよう川反エリアに宿泊しました。結果的に、2泊とも雪と風が強くて歩き回るには寒すぎましたので、このホテルにして大正解でした。


3日目:秋田→郡山 (宿泊)🍖
列車名: こまち22号(秋田新幹線)
区間: 秋田(11時07分)→仙台(13時29分) 指定席
列車名: やまびこ142号(東北・北海道新幹線)
区間: 仙台(13時44分)→郡山(福島県)(14時29分) 指定席




秋田のホテルをチェックアウトして、福島県郡山市へ。今日は郡山で宿泊です。会津まで移動している時間はないので、郡山の駅前で馬刺しをいただきます。福島の馬刺し、これがまた絶品なんです。地域ごとの食文化の違いを味わえるのも、こうした旅の楽しみの一つですよね。
4日目:郡山→草津温泉→東京 (帰京)♨️

列車名: やまびこ122号
区間: 郡山(7時54分)→大宮(8時47分) 自由席
列車名: 草津・四万31号(特急)
区間: 大宮(09時26分)→長野原草津口(11時24分) 指定席
列車名: JRバス
区間: 長野原草津口(11時31分)→草津温泉(11時53分)
列車名: JRバス
区間: 草津温泉(14時40分)→長野原草津口(15時02分)
列車名: 草津・四万4号(特急)
区間: 長野原草津口(15時43分)→上野(18時09分) 指定席
郡山のホテルをチェックアウトして、草津へ向かいます。草津温泉の湯畑を見て東京に帰る日帰りコースです。




実は、この前日に市川團十郎さんが草津温泉湯畑で点灯式イベントを開催していたんです。イルミネーション見たかったのですが、日程を合わせることができず断念。行きたいお店があるなら定休日を調べる、イベントがあるか調べる。イベントによっては外したほうがいい場合もあるし、参加したい場合もあるし、下調べほんと大事ですよね。
草津の湯畑は、はじめて行きました。あの湯けむりと硫黄の香り、実際に感じることができて感激しました。日本の温泉文化の原点を感じさせてくれる場所です。






時間的に、足湯につかったり、湯もみショーを見たり、食事したりする時間はありますので、日帰りでも楽しめます。草津温泉も宿泊するとなるといろいろと調べないといけないことが増えて億劫になりますが、日帰りで気軽に行ってみるのもありだと思います。
ただし、バスの待合室、駅の待合室とも大混雑ですので、その辺りは覚悟しておいたほうがいいかも。待合室を必要としないくらい現地滞在を満喫するのがおすすめかもしれません。
5日目:東京→長岡→盛岡→東京(日帰り) 🍜

列車名: とき313号
区間: 東京(9時28分)→長岡(11時06分) 自由席
列車名: とき320号(上越新幹線)
区間: 長岡(12時49分)→大宮(14時03分) 指定席
列車名: はやぶさ27号(東北・北海道新幹線)
区間: 大宮(14時45分)→盛岡(16時33分) 指定席
列車名: はやぶさ44号(東北・北海道新幹線)
区間: 盛岡(19時14分)→東京(21時23分) 指定席
この日は究極のグルメ日帰り旅行です。東京から新潟長岡へ向かい、長岡でラーメンを食べて、長岡から岩手盛岡へ向かい冷麺を食べて東京に帰る日帰りコース。




長岡 スプレッド
このお店はお昼は担々麺のお店、夜は焼肉のお店になるそうです。
私たちはお昼の担々麺とスプレッド麺を食べに行きました。おひとりで営業されているので、お客さんが重なるととても忙しそうです。お会計は、ざるが置いてあり、そこに入れて自分で精算するスタイルでした。



とにかく、うちの場合、大人の休日倶楽部パスは「ちょっとそこまでお食事に!」という使い方なんです。こんな贅沢な使い方できるのですから、”大人の休日倶楽部ずるい”と言われますよね 😊
知っておきたい指定席のお得な使い方 💡
こうしてみると指定席を6回以上予約しているように見えますが、同一行程内で複数路線またがって予約する分については1回の指定席予約としてカウントされるらしいので、乗り継ぎで目的地まで一気に移動する際は指定席予約したほうがお得ですよね。
大人の休日倶楽部パスを最大限活用するなら、ぜひ覚えておいてください。
宿泊 vs 日帰り – それぞれの楽しみ方 🏨
宿泊して地元にお金を落としてあげたい気持ちももちろんあります。でも、費用がかさむと旅行自体躊躇してしまうのも事実なんです。
こんな使い方はJRのモデルコースには載っていないけど、うちはフル活用させてもらっています。だって、せっかくのお得なパスですもの。移動だけでも楽しみます!
宿泊旅行のメリット
- 地域の夜の文化を楽しめる
- ゆっくりとした時間を過ごせる
- 地元の方との交流機会が増える
- 朝の風景も楽しめる
日帰り旅行のメリット
- 費用を抑えられる
- 気軽に行ける
- 複数の地域を効率よく回れる
- 荷物が少なくて済む
どちらも魅力的ですが、自分のライフスタイルや予算に合わせて選択できるのが大人の休日倶楽部パスの素晴らしいところです。
大人の休日倶楽部パスを最大限楽しむコツ 🎯
1. 事前リサーチが命
行きたいお店の営業時間や定休日は必ずチェック。特に地方の名店は、営業日が限られていることが多いんです。
2. 季節を楽しむ
冬の東北、春の桜、夏の海、秋の紅葉。季節ごとの魅力を存分に味わいましょう。
3. 地元グルメを堪能
その土地ならではの味を求めて。チェーン店では味わえない、本当の地域の味に出会えます。
4. 時間にゆとりを
電車の時間に追われすぎると、せっかくの旅の楽しさが半減してしまいます。
5. 柔軟な計画を
天候や体調に合わせて、プランを変更できる余裕を持っておきましょう。
なぜ50代以上にオススメなのか 👥
大人の休日倶楽部パスが50歳以上限定なのには理由があります。
- 時間にゆとりがある – 平日に旅行できる方が多い
- 質を重視 – 安さだけでなく、体験の質を求める
- 健康への配慮 – 無理のない旅程を組める
- 経済的余裕 – 多少の贅沢も楽しめる年代
私たちの年代だからこそ、こうした「ちょっと贅沢な日常」を楽しむ権利があるのかもしれません。
一人旅 vs 夫婦旅、それぞれの醍醐味 👫
一人旅の魅力
- 自分のペースで – 疲れたら休む、食べたくなったら食べる
- 新しい出会い – 地元の方との会話が生まれやすい
- 内省の時間 – 自分と向き合う贅沢な時間
- 計画変更が自由 – 気分次第でルート変更もOK
夫婦旅の魅力
- 共有する喜び – 美しい景色や美味しい食事を一緒に
- 安心感 – 何かあったときのサポート
- 会話の楽しみ – 旅の思い出を語り合える
- 役割分担 – 計画や荷物の管理を分担できる
どちらも素晴らしい旅のスタイルです。その時の気分や状況に合わせて選択できるのも、大人の特権ですよね。
うちの旅のスタイルは、完全に「行って帰ってくるだけ」です 😄
観光地を巡るのも素敵ですが、その場所に行くことを楽しむことができる。
これこそ大人の休日倶楽部パスだからこそできる贅沢だと思うんです。
意外と知られていない活用法 💭
平日限定の特権を活かす
平日だからこそ空いている観光地、平日限定メニューを提供するお店など、平日旅行者だけの特典を存分に享受しましょう。
乗り継ぎ時間を活用
乗り継ぎの待ち時間も旅の一部。駅弁を楽しんだり、駅周辺の散策をしたり。無駄な時間なんてありません。
特に、今回は行程に余裕を持たせていたので、盛岡駅でこまち号とはやぶさ号の連結されるところや、分離されて各々発車していく様を見ることができました。
こんなことも、普通、鉄っちゃんでもなければ経験できないことですよね。
地元の方との交流
現地で食事をしていると、地元の方と話す機会があるかもしれません。そこから得る情報や体験は、ガイドブックには載っていない貴重なものですよ。また、大人の休日倶楽部パスの期間は、同じ旅仲間をいたるところで目にします。そんな方たちと交流するのも楽しいかもしれませんね。
おわりに – 「ずるい」と言われても構わない 😉
大人の休日倶楽部パス。確かに「ずるい」と言われるほどお得なパスです。
人生は一度きり。使えるものは使って、楽しめるときに楽しんで、後悔のない毎日を送りたいものです。
大人の休日倶楽部パスを手に、あなたも新しい旅のスタイルを見つけてみませんか?きっと、今まで知らなかった日本の魅力に出会えるはずです 🌟
次回の旅行記もお楽しみに!皆さんの旅の参考になれば嬉しいです。