【東京から稚内へ】北海道&東日本パスで巡る7日間の鉄道旅プラン

「北海道&東日本パス」を使って、東京から北海道の最北端・稚内まで行けるのか? そんな疑問から、壮大な鉄道旅の計画を立ててみました。
今回の旅の目的は、以下の3つです。
- 日本最北端の地、稚内に行く
- 函館で観光を楽しむ
- サッポロビール園でジンギスカンを食べる
この目的を達成するため、「北海道&東日本パス」(連続7日間有効)を利用したモデルルートをご紹介します。乗換検索には、ジョルダンの「青春18きっぷ検索」を利用しています。
「北海道&東日本パス」基本情報
- 料金: 大人 11,530円
- 有効期間: 連続する7日間
- 利用範囲: JR北海道・JR東日本線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士山麓電気鉄道(富士急行)線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の普通・快速列車の普通車自由席が乗り放題。
※別途料金を支払うことで、北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)の普通車の空いている席などを利用できます。
【7日間モデルコース】北海道&東日本パスで行く!東京⇔稚内大冒険
1日目:いざ出発!ひたすら北上し秋田へ(2025/08/25)
発着時間: 05:02発 → 18:23着 所要時間: 13時間21分 乗換回数: 7回 距離: 606.9km
初日はひたすら北を目指します。早朝に東京を出発し、在来線を乗り継いで秋田まで向かう長丁場です。
- ■ 東京 05:02発
- | 京浜東北線(大宮行)
- ◇ 上野 05:13発
- | 高崎線(高崎行)
- ◇ 高崎 07:11発
- | 上越線(水上行)
- ◇ 水上 08:28発
- | 上越線(長岡行)
- ◇ 長岡 10:29発
- | 信越本線快速(新潟行)
- ◇ 新潟 11:44発
- | 白新線・羽越本線(村上行)
- 12:57村上駅到着後出発まで待ち時間43分あり
- ◇ 村上(新潟) 13:41発
- | 羽越本線(酒田行)
- ◇ 酒田 16:30発
- | 羽越本線(秋田行)
- ■ 秋田 18:23着
【1日目宿泊:秋田】(滞在時間 約10時間)
なかなかハードなスケジュールです。待ち時間が一番長くとれるのは村上駅。とはいえ、駅周辺にランチを食べれるようなところは無さそうです。
東京駅をでるとき駅弁を購入できればいいのですが、おそらく駅弁店やBECK’Sコーヒーが開くのは早い店でも6:15から。コンビニで駅弁を調達するのが無難かも。
宿泊地秋田では、永楽食堂に行ってみましょう!

2日目:本州脱出!函館の夜景を目指して(2025/08/26)
発着時間: 05:22発 → 14:05着 所要時間: 8時間43分 乗換回数: 5回 別途料金合計: 3,930円 距離: 365.4km
いよいよ北海道へ上陸!「北海道&東日本パス」の特定特急券を利用して新幹線で青函トンネルを抜けます。
【!】この区間は別途料金が必要です
- 新青森~木古内:北海道新幹線 特定特急券 2,850円
- 木古内~五稜郭:道南いさりび鉄道 1,080円
- ■ 秋田 05:22発
- | 奥羽本線(弘前行)
- ◇ 弘前 08:04発
- | 奥羽本線(青森行)
- ◇ 新青森 09:51発
- | はやぶさ1号(新函館北斗行)
- ◇ 木古内 11:16発
- | 道南いさりび鉄道(函館行)
- ◇ 五稜郭 13:12発
- | 函館本線はこだてライナー(新函館北斗行)
- ◇ 新函館北斗 13:49発
- | 函館本線快速はこだてライナー(函館行)
- ■ 函館 14:05着
【2日目宿泊:函館】(滞在時間 約17時間)
滞在時間が結構しっかりとれるので、函館観光が楽しめます。翌朝もゆっくりめなので、函館山の夜景もチャレンジできそうです。
3日目:札幌で乾杯!そして夜行バスで最北端へ(2025/08/27)
【鉄道】函館 → 苗穂 発着時間: 08:23発 → 17:16着 所要時間: 8時間53分 距離: 288.2km
【バス】札幌 → 稚内 料金: 6,700円 発着時間: 23:00発 → 翌5:30着 距離: 332km
函館から札幌へ移動し、旅の目的の一つであるサッポロビール園へ。ジンギスカンを堪能した後は、夜行バスで一気に稚内を目指します!
- ■ 函館 08:23発
- | 函館本線(長万部行)
- ◇ 長万部 13:29発
- | 函館本線(倶知安行)
- ◇ 倶知安 15:16発
- | 函館本線(小樽行)
- ◇ 小樽 16:31発
- | 快速エアポート146号(新千歳空港行)
- ◇ 札幌 17:14発
- | 千歳線(千歳行)
- ■ 苗穂 17:16着
なんと長万部では乗り継ぎの待ち時間が2時間30分もあります。北海道横断はなかなか大変ですね。
サッポロビール園を楽しんだ後、札幌駅へ戻ります。公式ページはこちら サッポロビール園
- ■ 苗穂 20:37発
- | 千歳線(札幌行)
- ■ 札幌 20:41着
札幌の大通バスセンターから都市間バス「わっかない号」に乗車。発着時間: 23:00発 → 翌5:30着
【3日目:車中泊】公式ページはこちら 宗谷バス
札幌に宿泊するか稚内に宿泊するか悩みましたが、いっそのこと夜行バスで車中泊にしてみました。
ジンギスカン臭いのはどうしよう・・・飲みすぎていなければ、苗穂駅近くの日帰り温泉を利用するのもありです。公式ページはこちら 苗穂駅前温泉蔵ノ湯
4日目:ついに到着!日本最北端・稚内を巡る(2025/08/28)
【観光バス】稚内市内観光 料金: 3,600円 所要時間: 約4時間
【鉄道】稚内 → 旭川 発着時間: 18:11発 → 23:42着 所要時間: 5時間31分 距離: 259.4km
早朝に稚内へ到着!宗谷バスの定期観光バスで日本最北端の地・宗谷岬などを効率よく巡ります。
- 宗谷バス定期観光バス(稚内Aコース)
- 時間: 8:00発 → 11:55着
- 料金: 大人 3,600円
- 公式ページはこちら 宗谷バス
稚内観光を満喫した後は、再び鉄道に乗り、その日の宿がある旭川へ向かいます。
そういえば、今回稚内を調べていて初めて気が付いたのですが、ノシャップ岬と納沙布岬(のさっぷ)って別の場所なんですね。ノシャップ岬は稚内にあり、納沙布岬は道東根室にある本土最東端の岬とのこと。日本で一番早く朝日が昇る日の出が綺麗なところのようですね。
- ■ 稚内 18:11発
- | 宗谷本線(名寄行)
- ◇ 名寄 22:17発
- | 宗谷本線(旭川行)
- ■ 旭川 23:42着
【4日目宿泊:旭川】(滞在時間 約6時間)
残念ながら旭川は宿泊のみの滞在です。とはいえ、昨日は車中泊の上移動距離も相当なもの。
特急さえ使えれば、もう少し旭川に早く着くことができるのに・・・北海道は広いですね。
へとへとでしょうからゆっくり寝ましょう。
5日目:南下開始。旭川から再び函館へ(2025/08/29)
発着時間: 06:22発 → 19:23着 所要時間: 13時間1分 乗換回数: 5回 距離: 423.1km
旅も後半戦。旭川から、来た道とは少し違うルートも通りながら、再び函館を目指します。
- ■ 旭川 06:22発
- | 函館本線(岩見沢行)
- ◇ 岩見沢 07:51発
- | 函館本線(札幌行)
- ◇ 札幌 09:10発
- | 快速エアポート27号(小樽行)
- ◇ 小樽 10:57発
- | 函館本線(倶知安行)
- ◇ 倶知安 12:35発
- | 函館本線(長万部行)
- ◇ 長万部 16:22発
- | 函館本線(砂原経由函館行)
- ■ 函館 19:23着
【5日目宿泊:函館】(滞在時間 約12時間)
今日も函館に宿泊です。この間回れなかったベイエリア周辺をのんびり散策してみましょう。
検索次第では札幌や小樽に寄る時間がとれるかも。でもやっぱり長万部では待ち時間が必要。難所です。
6日目:さらば北海道!フェリーで青森へ渡り秋田泊(2025/08/30)
【フェリー】函館 → 青森 料金: 2,700円 発着時間: 08:10発 → 12:10着 距離: 113km
【鉄道】青森 → 秋田 発着時間: 16:45発 → 20:09着 所要時間: 3時間24分 距離: 185.8km
帰りは鉄道ではなく、青函フェリーで本州へ。船旅もまた一興です。青森で少し時間を過ごした後、秋田へ向かいます。
- 青函フェリー 6便 発着時間: 08:10発 → 12:10着
- 料金: 大人 2,700円 公式ページはこちら 青函フェリー
青森到着後、鉄道旅を再開。
青森での滞在時間が4時間程度あるので、青森駅周辺の観光が可能です。
ねぶたの家ワ・ラッセやおさない食堂で食事など楽しめますよ。

- ■ 青森 16:45発
- | 奥羽本線(弘前行)
- ◇ 弘前 17:39発
- | 奥羽本線(秋田行)
- ■ 秋田 20:09着
【6日目宿泊:秋田】(滞在時間 約9時間)
また秋田で宿泊です。明日の朝も早いので駅ビルでお寿司をつまんでホテルでゆっくりしましょうか。
7日目:旅の終わり。秋田から東京へラストスパート(2025/08/31)
発着時間: 05:49発 → 19:57着 所要時間: 14時間8分 乗換回数: 6回 距離: 631.9km
いよいよ最終日。太平洋側を通り、常磐線経由で東京へ。7日間にわたる壮大な旅のフィナーレです。
- ■ 秋田 05:49発
- | 奥羽本線(新庄行)
- ◇ 新庄 09:34発
- | 山形線(山形行)
- ◇ 羽前千歳 11:06発
- | 仙山線(仙台行)
- ◇ 仙台 12:40発
- | 常磐線(原ノ町行)
- ◇ 原ノ町 14:08発
- | 常磐線(水戸行)
- ◇ 水戸 17:36発
- | 常磐線(上野行)
- ◇ 取手 19:10発
- | 常磐線快速(品川行)
- ■ 東京 19:57着
お疲れ様でした!
旅の総費用と総移動距離まとめ
今回の7日間の旅でかかる交通費と、移動する距離の合計です。
費用の合計
- 北海道&東日本パス: 11,530円
- 新幹線・私鉄・バス等の別途料金: 16,930円
- 新幹線特定特急券: 2,850円
- 道南いさりび鉄道: 1,080円
- 高速バス(札幌→稚内): 6,700円
- 宗谷バス(稚内観光): 3,600円
- 青函フェリー: 2,700円
【合計金額】 <28,460円> ※宿泊費、食費、施設入場料などは含みません。
まとめてみると6泊7日の行程は宿泊費がかさむことに気づきました。
普段大人の休日俱楽部パスを使って移動するときは日帰りが多かったので、宿泊費は盲点でした。
総移動距離
- 総移動距離(鉄道・バス・フェリー合計): 約 <3,205.7 km>
さいごに
わたしは、乗り鉄ではないのであくまでも素人調べです💦が、東京から最北端稚内まで、普通列車移動メインで往復できそうです。
とはいえ、50歳を過ぎてこの行程はなかなかハードなスケジュールです。
普通電車に乗っている時間がほとんどで、エコノミー症候群が心配です。そして、列車の遅延が発生したら完全に詰むパターンもあり得ます。
大人の休日俱楽部パスで秋田日帰りや青森日帰りを経験しているとは言え、普通列車を乗り継いで行くのとは訳が違います。
もう少し若ければチャレンジできたかもしれません。しかし、やっぱりこの行程は相当無理があるような気がします。検索に慣れている方なら、もっとこのコースにしたいとか工夫できるのでしょうが、素人調べではこれが精いっぱいでした💦
今回はせっかくここまで調べたので記念にブログに載せておきます。
北海道を調べていたら、トマムの雲海もいいな、美瑛の白金青い池も行きたいなと次々思いつきますね。また何か行程を思いついたら書いてみようと思います🚃🚋🚢
最後まで読んでいただきありがとうございました。